迷路のような民家の中にひっそりと建つ神社

建安宮　トンブリー

サワディーカ。@yayoiです。

このサブブログを始めた理由の一つには、

タイのお寺の参拝とともにタイの神社の参拝も

増えてきたので、お寺とは分けて

少しずつブログに残そうと思ったからです。

記念すべき（？）神社の1回目は建安宮です。

実はこの場所、私がこれまでに見て来た

たくさんのタイの風景の中で

最も好きな場所です。

あまりに好きで、メインブログはタイのお寺

巡礼ログにもかかわらず、アイコンの写真には

この神社で撮ったものを使っています。

建安宮との出逢いは...？

この神社との出逢いは、

2009年1月にタイ人の友人達と新年の

9寺巡りに行き、９寺目に

ワット・カンラヤーミットに行った際、

ここはお寺ではないけれど...と

寄ったのが最初。

初めて見た時、今までどこの国でもみたことの

なかった、この建物のたたずまいに

強く魅かれてしまいました。

それ以来ちょっと遠いのですが、数年に1度は

訪れるようにしています。

魅かれる理由のもう一つは…古いから。

行くたびに古くなっていく様は、海外に長く住むと

久しぶりに会った親が年をとり、

どんどん小さくなっていくように感じられることが、

この神社の少しづつ色あせていく様子となぜか

重なってしまいます。

つまりここに来ると親を思い出すから...

かもしれません。

建安宮の歴史とは...？

2009年1月、私が初めて見たこの神社の姿。

PCが壊れ、当時の写真は数えるほどしか

残っていないのですが、運よく残っていた

写真です。

この神社は、タークシン王がトンブリーを

都とした時に、中華系の方が造った神社で

タイ語ではศาลเจ้าแม่กวนอิน

(Saan Chao Mae Kuan-in )　

またはกวนอันเก๋ง (Kuan An Keng)

といいます。

もとはเจ้าพ่อโจรชือกง (Chao Pho Shun Xing Gong)

เจ้าพ่อกวนอู (Chao Pho Gong We)という

2つの神社でしたが、破損して、

KingRamaⅢの時代に現在の形の建物に

復興させました。

同時に、พระโพธิสัตว์กวนอิน

(Phra Pho Sat Kuan-in)を招来して

御本尊として、神社の名前もกวนอันเก๋ง (Kuan An Keng)

となりました。

観音様が祀られています。

復興させた人は、福建省出身の中華系の

ตันติเวชกุล (Tantivejkul)   と

สิมะเสถียร (Simasathean)　の家系を

先祖とする方々で、現在は

สิมะเสถียร (Simasathean)　の子孫の方が

管理をしているそうです。

ワット・カンラヤーミットの脇の道を

入って行きます。

2019年に行った時はこんな案内があり、

路地も整理され家も少なくなり、

観光客が増えたと感じました。

以前は、家の間に押し込まれたように

生えている木が祀られていたりしました。　

　2011年1月撮影　　

　

路地から人の家の中がお見通し

できるような環境の中、

迷路を通るかのようにして

辿り着くような神社でした。

途中の民家の上の方に地味に

こんな表示がある位でした。

　 2015年7月撮影

　　　　　

小さな路地を曲がると見える門です。

　2011年1月撮影

 　2015年7月撮影

 　2019年12月撮影

今では入口にはこんな案内もあります。

建安宮をもっと知るには...？

2019年12月、4年ぶりに再会した建安宮。

どんどんお年を召しているのがわかります。

2011年に斜めの角度から撮ったものです。

緑に囲まれ、若々しく見えます。

逆の角度からも撮りました。

建物は、大きな入り口の中に

お堂に入る小さな入り口がある造りを

しています。

大きな入り口の向って右の部分です。

　2011年1月撮影

大きな入り口の向って左の部分です。

　2009年1月撮影

屋根飾りが素晴らしいです。

　2015年7月撮影

　2019年12月撮影

お堂に入る入り口の上の部分です。

　2009年1月撮影

　2019年12月撮影

中に入ってからは撮影禁止となります。

　2011年1月撮影

　2015年7月撮影

お堂の向って左側に小さな赤い扉。

　2019年12月撮影

お堂の前はチャオプラヤー川です。

夕方になるとこの薄い門が閉められ

施錠されてしまいます。

　2015年7月撮影

川の方からみた門です。

　2011年1月撮影

2019年12月に行った時に気づいたのは

中にもう1つ門ができて、

門が二重になったこと。

川に沿って歩道があります。

　2011年1月撮影

2019年12月現在の様子です。

建安宮を背にして向って右手側。

左手側。ワット・カンラヤーミットに

通じています。

遠目にワット・アルンも見えます。

川の方から見える建安宮の様子です。

川を船で通った時に撮りました。

　2019年5月撮影

拡大してみました。

建安宮10年間の歩みは…？

2009年1月9日

2011年1月27日

2015年7月26日

2019年12月3日

5時前には門がしまります。

　2019年12月3日16：47撮影

＜　建安宮　＞

正式名称　　ศาลเจ้าแม่กวนอิน

　　　　　　（Saan Chao Mae Kuan-in ）

　　　　　　กวนอันเก๋ง (Kuan An Keng)

所在地　　230 ถนน เทศบาล สาย แขวง วัดกัลยา เขตธนบุรี

　　　　   กรุงเทพมหานคร 10600　

                 230 Thetsaban Sai 1 Rd, Wat Kanlaya,

                 Thon Buri, Bangkok 10600

今回の記事は、神社にあった案内板を

参考にして書きました。

お読みいただきありがとうございました。

@yayoi