タイと私と仏教と ~タイのお寺・神社・博物館から~

タイのお寺が好きな@yayoiです。タイのお寺を通して、たくさんの出逢い。もっと広くタイ人の信仰について研究中!

タイのお正月ソンクラーンはビーチで僧侶に出逢う

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タイのお正月 2021年版

サワディーカ。

@yayoiです。

 

タイはCovidの影響で、2020年4月のソンクラーン

(สงกรานต์ タイ正月)は中止して

ステイホーム期間となり、2021年の今年は

3月後半からクラスターの発生で中止になるかと

思われましたが、水かけ祭りや集まる行事は

中止とし、県によってはバンコクからの人を

管理することで、政府はお正月を中止には

しませんでした。

 

予想通り、お正月の人出により、お正月後は

感染者が増えているので、今は

部分的にロックダウンをしています。

 

タイのお正月ソンクラーンの由来については、

2019年の記事をご覧ください。

thai-yayoi-buddhism.hateblo.jp

 

  

 

 

仏像に水を捧げるとは?

 

タイでは3月の終わりくらいから4月にはいると、

お寺やショッピングモールの入り口などに

ソンクラーン用のお水をかける(捧げる)

ための仏像が設置されていきます。

 

2019年は、出かけるたびにあちらこちらの

仏像に吸い寄せられるように寄って行った私は、

タイの方のやり方をみながら、静かに仏像に水を

かけたものでした。

 

2020年はすべて閉まっていたので

その機会はありませんでしたが、

お正月ができそうな今年は3月末くらいから、

私はいつどこに仏像が設置されるのか

ワクワクしていました。

 

しかし今年は設置されるのが例年より遅い

または設置をやめたところもあったのか、

あまり遭遇しませんでした。

 

たまたまお正月を過ごしたホテルに

設置されていた仏像をインスタグラムに

投稿したところ、友人から

お正月の仏像ってなにが違うの?と

聞かれました。

 

言ってみれば、普段、布薩堂や礼拝堂に

安置している仏像とは別に、お水を直接

かけるための仏像(または高僧の像)を

保管していてそれを設置するのだと思います。

 

住んでいるコンドミニアムで仏像が

設置されたのをみて、従業員の方に

たずねたところでは、

仏像はいつもは出さずに保管している

という答えでした。

 

下に、水受け用の台を置いた上に仏像を安置して

人々はその前で手を合わせ、水をかけることが

できるように設置するということです。

 

仏像に水をかけるという行為は、

仏教の三宝(仏、僧、法)を信仰し、

香りの水を捧げるという心からくる行為です。

人々が、香りのよい花を浮かべた水などを

仏像に捧げるのです。

 

この仏像に水をかけるという行為をタイ語では、

ソンナム(สรงน้ำ)といいます。

 

用意されたお水。

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そして、水受け用の台に水がたまらない

ような工夫がされています。

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一方、タイではソンクラーンには、

目上の人の手に水をちょっとかけて、

前年の失礼をわび、新年のお祝いの言葉を

かけるという習慣もあります。

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ジャスミンの花とバラの花びらが浮いた水を

ちょっとだけ手にかけるのですが、

目上の方が自分の手にかかったものを

私の頭などにちょっとかけて

お返しをしてくださり、吉祥をわけあうのですが

これはタイ語ではロットナム(รดน้ำ)といいます。

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仏像にはソンナムという言葉を使い、

人にはロットナムという言葉を使います。

ナム(น้ำ)とはタイ語で水を表します。

 

 

2021年ソンクラーン用の仏像はどこに…?

  

今年1番初めに私が発見したお正月用の仏像は、

シーロムコンプレックスの中にあるスーパー、

TopsMarketの入り口の仏像でした。

たまたま友人とBlueElephantレストランで

食事した後に寄ったのですが、

ここは早くて3月末にはもう設置されていました。

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しかしその後は、設置されるのが遅いのか

やめたのか、目を光らせていましたが、

あまり遭遇しませんでした。

 

 

サナームチャイ駅で参拝客第1号に!

 

4月に入ってからバンコク国立博物館

設置されるであろう、

ソンクラーン用の仏像を見に行ったのですが、

その時に地下鉄MRTを降りて改札を出たら、

ちょうど係員の方がお二人で、仏像を設置している

ところに出くわしました。

 

眺めていたら、設置終わりましたから

参拝してくださいと言ってくださり、

手を合わせたら、今年の初めての参拝客だと

いうことで駅員の方が私の写真を撮りました。

 

駅で設置されているのは他では見かけませんが

さすが王室の最寄り駅。

いつもきちんと管理されています。

サナームチャイ駅です。

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サナームチャイ駅のソンクラーン用の仏像です。

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近寄って撮りました。

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斜めの角度から撮りました。

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さて、目的だったバンコク国立博物館の仏像は

Covidの影響か、私が訪れた9日には

まだ設置されていませんでした。

そしてその後、私は休暇を

プラチュアップキーリーカン県にて

過ごすためバンコクを離れました。

 

 

ショッピングモールに高僧の像!

 

プラチュアップキーリーカン県に到着して、

滞在先のホテルの近くにショッピングモールが

あるのですが、ソンクラーン前に行ったときに

モールの入り口の多目的広場のようなところを

モールから出た時にふと見たら、いつのまにか

高僧の像がたくさん祀られていました。

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早速、近寄って行きました。

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タイ全国各地のお寺の、徳が高い、タイ人に

慕われているお坊さん方の像です。

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バンコクトンブリーにある

ワット・パークナムの高僧

ルアン・ポー・ソット。

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以前、書いたワット・パークナムの記事です。

www.yayoi-thainootera.net

 

他にもタイで有名な高僧

ルアン・プー・トゥワット

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とても有名な高僧、

トンブリーにあるお寺ワット・ラカン

ルアン・ポー・トー

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ルアン・ポー(หลวงพ่อ)のルアンとは

僧侶に対する敬称の意味もあり、

ポーはタイ語でお父さん。キリスト教徒が

神父・牧師さんをfatherと呼ぶのに近い

感覚なのでしょうか...

ルアン・プー(หลวงปู่)のプーとは

おじいさんの意味ですが、先ほどの

ルアン・プー・トゥワットは

100歳まで存命された高僧だそうです。

 

お寺で、お坊さんに呼びかける時は、

一般的にルアン・ポーと呼びかけますが、

若いお坊さんには、ルアン・ピー(หลวงพี่)

と呼びかけます。

ピーは年上の友人、同僚などに親しみをこめて

呼ぶときに使う言葉です。

 

道路の反対側からズームして撮りました。

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このショッピングモールの入り口にいつも

祀られている仏像です。

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後ろから撮りました。

この仏像は私達が滞在しているホテルを見て

いらっしゃいました。

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モール内の店のレジ横などにも

ちょっと小さめの仏像が祀られていたりします。

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このショッピングモールの

サーン・プラプーム(spirit house)です。

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ホテルでは赤い傘の下に仏像が!

 

滞在先のホテルでは、ロビーとレストランの間に

ソンクラーン前後に仏像が設置されました。

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近寄って撮りました。

赤い傘と金の仏像の色合いがきれいです。

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薄暗くなってから撮りました。

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さて、お正月の前日、部屋にもどると

ホテルの部屋にはこんな紙が届いていました。

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ビーチで托鉢をする!

 

ホテルの部屋に届いた紙に書かれていたのは

4月13日の朝7時~7時半にビーチにて托鉢をして、

ピロムレストラン付近でお坊さんに

お水を捧げるというものでした。

 

実はこの日の朝、ZOOMでのミーティングが

あったのですが、それには遅れて参加すると

連絡して、ビーチの托鉢の方だけ

朝7時に行って参加しました。

 

お供え物はホテルの方で用意してくださいました。

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お坊さんたちが歩いていらっしゃるのが見えました。

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お一人づつ、近づいていらっしゃいます。

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また次のグループがいらっしゃいます。

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托鉢が終わると立ち去られます。

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そしてビーチで托鉢したソンクラーン当日の

13日の朝、ホテルのサーン・プラプームも

参拝しました。

とてもたくさんのお供え物がありました。

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”市の柱”にもソンクラーンの仏像

 

タイには、1つの県に1つずつ ” 市の柱 ” として

柱を守護神として祀った

サーン・ラックムアンという場所が

あるのですが、この滞在先のホテルから、

同じ県内にある

サーン・ラックムアンを参拝しに行きました。

 

サーン・ラックムアンです。

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このサーン・ラックムアンについて書いた

前回の記事です。

thai-yayoi-buddhism.hateblo.jp

 

この市の柱の前に祀られた

ソンクラーン用の仏像です。

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後ろに回ると、やはり水が流れて行くように

工夫されています。

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この仏像がご覧になっている風景です。

背の高い木の向こう側は海です。

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仏像に水をかけると、

自分の心も洗い流され、浄化されて

いくような気がします。

 

お読みいただき、ありがとうございました。

@yayoi