サーン・ラックムアン サラブリー
サワディーカー。
@yayoiです。
サラブリー県にはとても美しい
ワット・プラプッタバートという
お寺があります。
ワット・プラプッタバートについて
以前書いた記事があります。
そのお寺のある県の
ラックムアンこと「市の柱」を
訪れてみました。
私はこのお寺は2回参拝していますが、
実は1回目はロッブリー県を訪れた際に
訪れたので、ロッブリー県のお寺だと
思って参拝していました。
2回目はさすがにサラブリー県のお寺だと
知って参拝しましたが、ラックムアンと
お寺は車で30分くらいの距離と結構
離れていました。
サラブリー県ができた理由
サラブリー県ができたのは、アユタヤ時代の
1549年ころのことだそうで、
王は、戦争の時に国民を動員するための
中心となる場にしようと考えたそうです。
そしてロッブリーとナコンナーヨックの
土地を分けて、サラブリーを
作らせたとされています。
GoogleMapで見る現在の3つの県の
位置関係です。
初めて県を設置したところには
近くに沼があったようです。
そこから、池、沼、湖などを表す
サラ(สระ)という言葉と
町、市、県、などを表すブリー(บุรี)を
あわせてサラブリー(สระบุรี)
となったそうです。
ラックムアンを外から眺める
このラックムアンは、
ピチャイロンナロンソンクラーム通りに
面した、サラブリー県の県庁舎などが
集まっているところの一角にあります。
県庁舎です。
この通りの名前の中にある言葉、
ロンナロンとは運動、キャンペーンという
意味があり、ソンクラームとは戦争なので、
この県ができた背景を感じさせる
名前になっている気がします。
その通り沿いの方には、
サーンジャウポーラックムアンサラブリーと
書かれた赤い表示が立っています。
通りの反対側から写真を
撮りたかったのですが、
この通りは交通量が多く渡れませんでした。
ラックムアンはしっかりしたフェンスで
囲まれています。
ラックムアンは
ピチャイロンナロンソンクラーム通りと
小さい15通りとの角にあるので、
角を曲がって15通りの方から撮りました。
付近の電線がすごいです。
そのまま15通りを進むとラックムアン及び
県庁舎への入り口があります。
この入り口を入って進むと左手側に
ラックムアンの裏手側が見えてきます。
ラックムアンは下の方は
四角錐の様な形をしています。
四方に入り口がありますが、
こちら側だけは入り口がありません。
正面にはちょうど木の陰になっていますが
県庁舎が遠くに見えています。
その前を左手に曲がると
参拝用の出入り口が見えてきます。
ラックムアンの入り口です。
この四角錐のような特徴をもつ祠を
サーラーチャトラムク
(ศาลาจตุรมุข)といいます。
祠の屋根は上にプラーン
(とうもろこし型の塔)が施され、
先端は槍のようになっています。
扉の上はアーチ状になっています。
その入り口から入ります。
祠の中に入ってから見た扉の様子です。
祀られた二つの柱
中に入ると中央に二つの柱があります。
ガラスで囲まれたこちらの柱が元の柱。
タキアンの木で作られたものですが
腐敗したので、新しい柱と対にして
周りをガラスで保護しています。
ガラスの中にある、人形の様に見えるのは、
タキアンの木に宿るとされる
ナーン・タキアンでしょうか。
対になっている新しい柱です。
柱とともに祀られている神々
この祠に祀られているのは
「市の柱」だけではありません。
国の守り神も祀られています。
以前、記事を書いたバンコクの
ラックムアンには
5つの守護神が祀られていましたが、
このサラブリー県のラックムアンは
その中の3つの神様が祀られていました。
向かって左側はプラ・スワムアン
陸と海の守り神で軍隊を管理し、
敵の進入から守る神。
中央はふくろうの背に乗った
プラ・カーンチャイシー
罪をおかした人の魂を閻魔界へと導く神。
そして向かって右側はプラ・ソンムアン
国を保護し、国にさわやかなよい風を
おこし恵みで満たす神。
バンコクのラックムアンの記事には
もう少し詳しくこれらの神々のことを
書いています。
thai-yayoi-buddhism.hateblo.jp
もう1度美しい屋根を別角度から眺めて
今回の参拝は終わりです。
<サーンジャウポーラックムアン
サラブリー>
正式名称 サーンジャウポーラックムアン
サラブリー
ศาลเจ้าพ่อหลักเมืองสระบรี
所在地 ตำบล ปากเพรียว
อำเภอเมืองสระบุรี
สระบุรี 18000
Pak Phriao
Mueang Saraburi District
Saraburi 18000
(GoogleMapにはSaraburiCityPillarShrine
とラックムアンの2か所載っています。
私が実際に行ってみてラックムアンは
SaraburiCityPillarShrineの位置にあると
思うので、こちらを採用しました。)
今回の記事は
museumthailand.comのサイトを
参考にして書きました。
お読みいただきありがとうございました。
@yayoi