タイと私と仏教と ~タイのお寺・神社・博物館から~

タイのお寺を通して広くタイ人の信仰を研究中

【タイの王宮】病院の敷地内にたたずむKingRamaⅥの離宮(中編)

パヤータイパレス バンコク

 

サワディーカー。

@yayoiです。

 

バンコクにある王宮の1つで、かつてKingRamaⅥが

暮らしていたパヤータイパレスと言われる

場所があります。

現在はBTSの戦勝記念塔駅から

徒歩8分くらいのところに位置する

プラモンクットクラウ病院の敷地内にあるのですが、

いくつかの建物で成り立っています。

 

前回の記事では、このパレスの構成と歴史、

また外にある建物や仏像が祀ってある祠などに

焦点をあてました。

thai-yayoi-buddhism.hateblo.jp

 

パレス内の配置図です。

 

パレスのメインの建物は、

③ピマーンチャクリー宮殿

④ワイグーンテーパヤーサターン宮殿

⑤シースッタニワート宮殿で、

今回はこのメインの建物について

書いていこうと思います。

 

 

 

 

パレスを外側から眺める

 

パレスは、建物ごとに名前がついています。

これは以前、独立した建物で後に渡り廊下が

ついたのかはわかりませんが、

まず中心は、ピマーンチャクリー宮殿といわれる

建物です。

 

遠くから眺める全体像です。

 

右側に見える薄いグリーンの建物は

後編で扱いますが、木などもあり、

今回扱う3つの建物だけを1つの写真に収めることが

できません。

 

中央のピマーンチャクリー宮殿は

赤い尖塔がある、ロマネスクとゴシックを

ミックスしたようなスタイルの

二階建ての建物です。

 

この建物を裏手にあるローマン庭園の方から

撮りました。

 

ローマン庭園に通じる裏側の出入口は

ピマーンチャクリー宮殿に

あります。

 

再びパレス正面にもどり、

角度を変えて撮りました。

パレスを正面にみて向かって左側にある

シースッタニワート宮殿の前に立ち、

ピマーンチャクリー宮殿を撮りました。

 

同じ辺りから向きを左に変えて

シースッタニワート宮殿の方を

撮りました。

 

この建物は英国ゴシックスタイルの建物で、

小さめの尖塔があります。

 

少し下がって、シースッタニワート宮殿へと

渡る渡り廊下を撮りました。

 

かなり後方から撮りました。

 

今度は建物の裏手から

シースッタニワート宮殿を撮りました。

 

最後は再びパレス正面にもどり、

パレスを正面にみて向かって右側にある

ワイグーンテーパヤサターン宮殿

を撮りました。

ロマネスクスタイルの建物で、

写真では赤い尖塔の右手側部分ですが、

もとは2階建てで3階は後に増築されたそうです。

 

 

パレスへのエントランス

 

外と建物へ行ききするための出入口は

ピマーンチャクリー宮殿にあります。

 

チケットを入手するところは、

入って右側のカウンターです。

 

カウンターを前に立つと、

右手側は長い廊下が見えます。

 

この1階にあったフロアーマップですが

ツアーで訪れる場所だけが

記載されているように思います。

 

 

ワイグーンテーパヤサターン宮殿

 

ツアーで行った初めの部屋は3階に

あったので、まずは3階に上がりますが、

ここはワイグーンテーパヤサターン宮殿の

中になります。

1階は、現在は土産物屋などがあります。

 

このワイグーンテーパヤサターン宮殿には

1930年当時、短い期間ですが、

バンコクのラジオ局が設置された

こともあったそうです。

 

階段を上がって左手側には

先ほどの1階にあったマップに

記載された2か所のほかにも

2つ部屋がありました。

 

そこで、先ほどのマップを

アレンジして記載がない部屋(⑬⑭)と

バルコニー(⑮)を

追加しました。

 

まずは、階段を上がって右手側にある

ツアーで初めに行った2か所です。

 

Royal Bedchamber(⑪)

天井画の美しい寝室です。

 

この部屋は、ホテル時代は

スイートデラックスの部屋として

使われていたそうです。

 

この部屋からはローマン庭園がよく見えます。

 

Royal Bathroom(⑫)

 

Study Room(⑬)

 

Library Room(⑭)

 

バルコニー(⑮)からの眺め

 

3階には上記の様な部屋がありましたが、

2階は公開されていないようで、

2階で公開されているのは、

ピマーンチャクリー宮殿の方です。

 

ピマーンチャクリー宮殿へと向かう2階の

廊下と天井部分です。

 

 

ピマーンチャクリー宮殿

 

ピマーンチャクリー宮殿は、

特徴は赤い屋根の尖塔があることですが、

ツアーの見学には尖塔部分は

含まれていませんでした。

 

フロアーマップの中に、2階で

Dusit Thani Roomという表記がありますが、

実際には、現在は展示物がある部屋で、

部屋の特徴と、パヤータイパレスの

ウェブサイトとを照らし合わせると、

王妃の部屋(ห้องประทับของสมเด็จพระนางเจ้า-

อินทรศักดิศจี พระวรราชชายา)

であったことがわかります。

 

Dusit Thani Room(⑥)

 

部屋に入ると、

このパレスのジオラマがあります。

 

天井画や壁が美しい部屋です。

 

The Main Hall(⑤)

王が、プライベートのゲストをお迎えした

部屋で、ヨーロッパ調のデコレーションの

部屋には暖炉まであります。

暖炉の上に、KingRamaⅥの肖像画があります。

 

暖炉と反対側の部分です。

 

天井部分です。

 

ホテル時代は、ロビーや会議室として

使われたりもしたようです。

 

The East Royal Bedchamber,Royal Bathroom(⑧➈)

私が行ったときは部屋の中には

入れませんでしたが、奥にバスルームがある

王の寝室です。

 

KingRamaⅥの生まれ年の龍や経典が天井に

描かれています。

 

ホテル時代は、デラックスルームとして

使われたようです。

 

Royal Workroom(⑩)

寝室と反対側にあり、

尖塔の下にあたる丸い部分は、

書斎です。

部屋の入り口です。

 

扉を入ると、扉の上には

ガルダの紋章があります。

 

天井部分です。

 

展示場(★)

2階と1階にそれぞれ展示場があります。

2階の展示場の様子です。

 

この先には、シースッタニワート宮殿へと

通じるわたり廊下があります。

 

 

シースッタニワート宮殿

 

2階の渡り廊下を歩いて、

シースッタニワート宮殿の方へ

渡りました。

渡り廊下からは右手側に、

裏庭のようなところが見えます。

 

このシースッタニワート宮殿は

部屋の中は開放されていません。

小さな部屋がずっとあるようです。

 

特に見どころがあるわけではありませんが、

1階に降りる際、使った階段です。

窓枠の周囲や階段が美しいです。

 

階段の天井部分です。

 

1階へと降りて行きます。

 

1階の渡り廊下を通って、

ピマーンチャクリー宮殿の方へ戻ります。

 

 

ピマーンチャクリー宮殿1階へと戻る

 

先ほど、2階を見学した

ピマーンチャクリー宮殿ですが、

1階にもいくつか部屋があります。

 

シースッタニワート宮殿との

渡り廊下から来ると

1番近くにあるのは、

1階の展示場(★)です。

 

1階の展示場から、2階の展示場へと

上がる階段があります。

 

Royal Reception Room(①)

 

Royal Dining Room(②)

 

この部屋も他の部屋同様、天井や壁が本当に美しいです。

 

ダイニングルームと反対側にあり

尖塔の下にあたる丸い部分、

2階は書斎でしたが、1階は

Royal Smoking Room(③)です。

 

この部屋の見学が最後で、

部屋を出て右手を見ると、

初めに歩いて行った

ワイグーンテーパヤサターン宮殿へ

向かう廊下です。

 

初めのチケットカウンター前に戻り、

撮った外の様子です。

 

パヤータイパレスには

他にまだ外に2つの建物があります。

後編へ続きます。

 

お読みいただきありがとうございました。

@yayoi