タイと私と仏教と ~タイのお寺・神社・博物館から~

タイのお寺を通して広くタイ人の信仰を研究中

〖タイの市の柱〗バンコクから続くスクンビット通りの小道にある市の柱

サーン・ラックムアン ラヨーン

サワディーカー。

Luna(流転那)です。

 

ラヨーン県のお寺を参拝する前に

立ち寄った市の柱は、

以前、記事に書いたワット・パープラドゥーとは

歩いても数分の距離にあるのですが、

スクンビット通りをはさんで反対側の地域にあります。

 

以前、私が書いたワット・パープラドゥーの

記事です。

www.yayoi-thainootera.net

 

 

 

 

スクンビット通りからのアプローチ

 

スクンビット通りといえば、

タイ語では、タノン・スクムウィット

(ถนน สุขุมวิท タノンは通り)タイ語の読みは

スクムウィットになるかと思いますが、

ここでは私を含む現地日本人などの間で

スクンビット”などと

呼ばれることが多いように思うので、

スクンビット通りと称しておきます。

 

バンコクBTSの下をはしる

メインの通りの1つで、

始点(終点)はバンコクですが、

すぐ隣の県サムットプラカーン県をはじめ

いくつかの県を超え、タイの東に

位置するトラート県まで続く通りです。

 

通りはラヨーン県も通って東に延びていますが、

このスクンビット通りをバンコクから東へ向かい、

パタヤがあるチョンブリー県と、今回の市の柱がある

ラヨーン県の県境あたりから10kmくらいのところ、

車だと15分くらい走ったところが

このような様子になります。

 

この通りの右手側には、地図上にある

バーンチャーン警察署や市役所といった

市庁舎がならんでいる場所になります。

 

このスクンビット通りをさらに東へと

30Kmくらい走ったところで

スクンビットナコンラヨーン62

という小さい道を右手に入ったところに

ラヨーン県の市の柱があります。

 

*表示の出方が左折になっていますが、

 バンコクの方からスクンビット通りを

 走るとここでの右折ができないので、

 Uターンして入る形になります。

 

入るとまず左手に、同じ敷地内にある

神社がみえます。

 

市の柱の入り口です。

 

 

市の柱を参拝する

 

まずは、市の柱を参拝します。

この市の柱は、

1895年に建てられましたが、

50年くらいして、KingramaⅤの時代に

荒廃してしまったそうです。

 

そこで住民は委員会を立ち上げ、

修復して、後までも末永く、住民の

心の中心となり拠り所となるようにと、

チャトラムックという四方形のモンドップ(仏堂)

という建物を作り、そこに柱を安置することに

しました。

 

市の柱を安置したモンドップの様子です。

 

中には柱があるだけなので、

仏堂の横でお供えや参拝をします。

 

仏堂の中に入ります。

 

天井部分です。

 

KingramaⅨが

上の部分に聖水を満たされた

ラヨーン県の市の柱です。

 

市の柱は1993年にこのモンドップに

安置されました。

 

参拝を終えたら、隣の神社を参拝します。

 

 

神社を参拝

 

敷地内には中国様式の

神社があります。

 

もとは木造りの建屋を後に

レンガ造りに修復したもので、

市の柱はもとはその前に設置されて

いたようです。

 

神社の入り口です。

 

中の様子です。

 

資料がないのですが、

祀られているのは

哪吒(なた)という、道教

崇められている護法神の様です。

 

柱には龍がいたり、梁などに

鮮やかな色彩が使われています。

 

壁にもいろいろな絵が描かれています。

 

参拝を終えたら外に出ます。

 

外に出たら、もう1度

市の柱が安置されている仏堂を

眺めて、今回の参拝は終了です。

 

 

<サーン・ラックムアン>

 

タイ語名称 ศาลหลักเมือง ระยอง

      (サーン・ラックムアン ラヨーン)

 

所在地  ถ.สุขุมวิทนครระยอง 62 (ถ.หลักเมือง)

     ต.ท่าประดู (เทศบาลนครระยอง) อ.เมืองระยอง

     Tambon Tha Pradu,

     Mueang Rayong District,

     Rayong 21000 Thailand

 

 

今回の記事はrayong-pao.go.thのサイト

などを参考にして書きました。

 

お読みいただきありがとうございました。

Luna(流転那)