タイと私と仏教と ~タイのお寺・神社・博物館から~

タイのお寺を通して広くタイ人の信仰を研究中

駅を降りると思わず目を惹かれる白い仏殿

ウィハーン・プラプッタチンナラートモンコンプラーカーン

 

サワディーカー。

@yayoiです。

 

お寺に行こうと、お寺の最寄りの駅を降りたら、

思いがけず白いお堂が見えました。

 

事前に見たグーグルマップでは

こんな駅下にお寺はなかったはず…と思いながら、

降りたBTSパークナム駅にあった

駅周辺の地図をみてみます。

 

仏殿があるようです。

(上の地図に☆をつけました)

階段を下りて行って近寄ってみます。

 

ウィハーン・プラプッタチンナラートモンコンプラーカーンと

あります。

(商品と売っている方が写ってしまうので横から撮りました)

 

まずは行ってみようということになりました。

 

 

 

 

サムットプラーカーン県の歴史

 

この仏殿を見かけたBTSパークナム駅は、

バンコクと隣り合う

サムットプラーカーン県にあります。

 

サムットプラーカーン県は、

以前はムアン・パークナム(河口の町)と

呼ばれていて、タイ湾へと注ぐチャオプラヤー川の

河口に位置する大切な場所として、

アユタヤ時代の1635年に町が作られたそうです。

 

サムットプラーカーンという名ですが、

サムットとは大洋、大海を意味し、

プラーカーンとは壁を意味します。

 

現在の県の形はグーグルマップで見ると

横長でチャオプラヤー川をまたぐような

形をしています。

 

大洋の壁、つまり要塞は、

KingramaⅡの時代には県内の川沿いに

6つ作られましが、

現在残っているのは、2つで、

そのうちの1つが、BTSパークナム駅の

対岸あたりの前にある島の中にあります。

 

それがピースアサムット要塞です。

右側の丸が駅と仏殿のあるところで、

左側の丸が要塞です。

(要塞へはまだ行ったことはなく、写真は船の中から撮りました)

 

 

サムットプラーカーン県の守護仏

 

今回参拝したこの仏殿は、

ウィトゥーン・ジャッカパーク氏が

内務省事務次官の時に建てられたもので

1963年に儀式をしたそうです。

 

市役所や区役所などが集まるところの

一画にあります。

 

すぐ横が小さな公園になっているので

そちらからもお堂を撮りました。

 

お堂の前です。

 

お堂の入り口です。

 

破風部分には、

ワット・プラサムットジェーディーが

描かれているサムットプラーカーン県の

県の紋章が施されています。

撮った写真を拡大しました。

 

お堂に入って後方から撮った

中の様子です。

 

守護仏はチンナラート仏です。

 

近寄って撮りました。

 

 

堂内の壁画に描かれる町

 

堂内の壁には壁画が描かれています。

一般的には、ブッダの瞑想中に悪魔が

やってきて、それを大地の女神トラニーが

髪の毛をしぼって流すという話は

ご本尊がご覧になっている壁に描かれることが

多いですが、ここではチンナラート仏の後ろ側に

描かれています。

 

チンナラート仏がご覧になっている方の壁、

つまりお堂への出入口の上に描かれているのは、

パークナムの町の人々の生活の様子などです。

 

またお堂の左右の壁は写真がほとんどありませんが、

ブッダの一生が描かれています。

 

お寺に行く前の急な参拝だったので、

写真が少しですが、もう1度チンナラート仏に

手を合わせ、こちらでの参拝は終了です。

 

 

<ウィハーン・プラプッタチンナラートモンコンプラーカーン>

 

タイ語表記  วิหารพระพุทธชินราชมงคลปราการ

 

所在地  Tambon Pak Nam,

     Mueang Samut Prakan District,

     Samut Prakan 10270 Thailand

 

今回の記事は、お堂横にある案内や

Travel.trueidのサイトなどを

参考にして書きました。

 

お読みいただきありがとうございました。

@yayoi