タイと私と仏教と ~タイのお寺・神社・博物館から~

タイのお寺を通して広くタイ人の信仰を研究中

【タイの王宮】病院の敷地内にたたずむKingRamaⅥの離宮(後編)

パヤータイパレス バンコク

 

サワディーカー。

@yayoiです。

 

バンコクにある王宮の1つで、

かつてKingRamaⅥが暮らしていた

パヤータイパレスと言われる

場所があります。

 

前編の記事では、このパレスの構成と歴史、

また外にある建物や仏像が祀ってある祠などに

焦点をあてました。

thai-yayoi-buddhism.hateblo.jp

 

中編の記事では、パレスのメインの建物

である3つの宮殿について書きました。

thai-yayoi-buddhism.hateblo.jp

 

パレス内の配置図です。

 

パレス内には、3つの宮殿とは別に

3つの建屋があります。

そのうちの1つ、

政府機関の建物として使われている

ウドムワナーポン宮殿(⑧)は

ツアーに含まれていません。

 

そこで後編の今回は、ツアーで訪れた

残りの2つの建物、

テーワラーチャーサパーロム宮殿(①)

メーカラールージー邸(②)について

書いていきます。

 

 

 

 

テーワラーチャーサパーロム宮殿(①)

 

KingRamaⅥの母親である

サオワパー・ポンシー王妃が

お住まいになり、

大広間でもあった宮殿です。

仏事の時や他に劇場としても使われたことが

あったようです。

 

ビザンチン建築の影響をうけた建物で、

四方に丸い屋根があり、中央の屋根の上に

ドームがある建物です。

 

ラーチャウィティー通りの方から

入ってきてパレスの全体像をとらえると、

向かって右手側にある薄いグリーンの建物が

テーワラーチャーサパーロム宮殿です。

 

建物の裏側にまわって撮りました。

 

ワイヤグーンテーパヤサターン宮殿の

バルコニーから撮った

テーワラーチャーサパーロム宮殿です。

 

横から撮りました。

 

建物側面にある入り口から中へ入ります。

 

入って右手側です。

 

左手側は舞台のようなところがあり

その上に王妃の写真があります。

 

天井部分です。

 

この宮殿は、パレスのメインの建物の

前側にありますが、

次の建物は裏側にあります。

 

 

メーカラールージー邸(②)

 

この建物は、ドゥシットパレスの敷地内に

あった建物を移築したようです。

宮殿という名前がついていないことから

KingRamaⅥの私邸という感じがします。

 

チーク材でできた2階建ての建物で、東側と西側の

建物があります。

 

中へ入ります。

 

入ってすぐに部屋があります。

 

右手側です。

 

左手側です。

 

奥に進むと

KingRamaⅥの散髪のための

部屋が左手側にあります。

 

この入り口のスイッチがカヌレのようで

かわいいです。

 

タイ人は、頭は最も聖なる場所と考えたため、

頭と髪には触れることができません。

それで国王が髪を切るときには、精巧な手順と

高位の官吏によって行われたそうです。

 

このお部屋の奥に上にあがる階段があります。

階段の前に机が置かれています。

 

上は特に何も置かれていませんでした。

 

丸い形状の部屋の形からし

建物のこの部分だと思います。

 

シースッタニワート宮殿への渡り廊下から

撮ったメーカラールージー邸です。

 

これで、ツアーで行った場所の紹介は

終わりです。

 

 

パレスは美しい建築物の集合

 

このパレスは外観、内側とも

美しい建築物の集合だと思います。

特に天井の美しさが印象的でした。

 

まずは外観の美しさ、宮殿と名がついている

4か所の建物を並べてみました。

 

次は、中の部屋ごとに違う天井部分です。

ワイグーンテーパヤサターン宮殿内の

部屋や廊下の天井です。

 

テーワラーチャサパーロム宮殿および

シースッタニワート宮殿の階段の天井と

ピマーンチャクリー宮殿内と出入口部分の

天井です。

 

個人的に1番好きな天井は、

ピマーンチャクリー宮殿2階の

経典と龍が描かれた王の寝室の

天井です。

 

現在はカフェ・ド・ノラシンになっている

もとはパレスの車寄せですがこちらも

天井部分が印象的です。

こちらの全景と天井部分です。

 

カフェ・ド・ノラシンについて

以前、私が書いた記事です。

note.com

 

最後にKingRamaⅥに合掌して

パレスの散策は終了です。

 

 

< パヤータイパレス >

 

正式名称 พระราชวังพญาไท

      (プラ・ラーチャワンパヤータイ)

     Phaya Thai Palace

 

 

今回の記事は、http://www.phyathaipalace.org/のサイト、

パレス内にあった表示板などを参考にして

書きました。

 

お読みいただきありがとうございました。

@yayoi